共通言語で仲間を見分けろ!IT用語Tシャツ選手権を開催しました

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ユニフォーム。それは、その人の職業や所属している集団を表すための服装。場合によっては、その人の品格や性格すらわかるようになることもあります。つまり、それを着ていれば「あ、この人は●●の人だ!」と気づいてもらえるような存在です。

ただ、いまIT業界では制服が少ない・・・。私服のほうが根本的に楽だし、業界の傾向として私服勤務の企業が多く、むしろスーツの人が珍しいくらいのイメージがあります。

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はい。みなさんこんにちは、miteco編集部の山口です。普段は、株式会社エストリンクスが運営しているローカルWEBマガジン「miteco」の運営をしたり、コンテンツマーケティング系案件のディレクションに参加したりしています。

miteco:http://www.miteco.jp

IT用語Tシャツ選手権とは

話を戻します。

我々もIT業界の端くれに位置する企業ですが、IT業界って日頃から、社内外問わずさまざまな専門用語が飛び交ってますよね? あれって、「共通言語があると仲間意識が芽生える」からじゃないかってちょっと思ったんです。そのほとんどが普通にダサいんですが・・・。※
※あくまで山口の主観です

そしたら、それを服にわかるように描いてあれば「あ、この人IT関連の人だ、仲良くなりたい」ってなるんじゃないでしょうか? 否、ならないわけがない。

とはいえ、ひとりで盛り上がっても、制服はつくれません。今回は、ノリがよい弊社の皆さんに手伝ってもらって、開催をすることにしました。

IT用語Tシャツ選手権を

ルール:

1.IT用語を用意されたTシャツ(今回は白抜きのみ)に書き込む

2.書き込み箇所は「前身ごろ」「後身ごろ」の2か所(袖等はなし)※

3.自身のTシャツについてプレゼン(「単語の意味」、「どうしてその単語を選んだのか」が必須)

 

ちなみに、事前に渡したテンプレートはこちら。

Tシャツ (1)

何の変哲もなく、このままでは休日のおじさんのインナーシャツ。これが、いったいどんな言葉でITパーソン専用のTシャツに生まれ変わるのでしょうか・・・。

今回の参加者(発表順は業界歴→年齢順)

・安藤悟(代表取締役社長)
・安藤亜由美(取締役専務)
・白鳥智大(営業部)
・大石知幸(営業部部長)
・山口拓巳(miteco編集部) ※司会進行
・吉松京介(miteco編集部編集長)
・鈴木裕郷、相川広奈(営業部、PS部)

※敬称略()は役職。安藤社長、専務は区別のために、下の名前である「悟」「亜由美」表記とします。

1番手:安藤悟(社長)

今回は、IT用語選手権ということで、ビジネスに関連する用語もたくさん候補に挙がることになるはず。ビジネスと言えば、「中学生のころからビジネス新書を読んでいた」と豪語する、ちょっと意味の分からない思春期を送った安藤社長の得意分野です。いや、もはや専門分野といっても過言ではない。

悟:どうも。IT歴5年ちょっとの安藤です。私が選んだ単語は「ASAP」です。

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白鳥:あ。ありそうなデザイン。

山口:それでは、一応単語の意味を教えてください。

悟:はい。これはですね。「As Soon As Possible」の頭文字をとったものですね。要するに・・・。

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悟:「なるはや」って意味です。たとえば、「ASAPでお願いします」みたいな。

山口:それ、もはや「なるはやで!」のほうが短い気もしますが・・・。

悟:まあ、あんまり口語では使わずメールなんかで見かける表現ですね。ぶっちゃけ、そうであっても使う意味もない気がしますが。

山口:でた。IT用語で無駄なやつ。略したのに他のほうが短いケース。

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白鳥:ただTシャツとしては普通に売られてそう。

悟:たしかに、量販店とかにもありそうだし、後ろは海人(うみんちゅ)Tシャツみたいな感じで筆文字を取り入れています。

山口:そっち側は果てしなくダサい。

悟:これ着てる人は、どっちかというと夏休みの宿題を8月31日まで残すタイプの方だと思いますね。

山口:(業界人どころか社会人としてまずいと思う)

2番手:安藤亜由美(専務)

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亜由美:次は私ですね。IT歴は5年くらいですかね。で、それくらいやって最近やっとなんとなく意味がわかったという言葉なんですが・・・。

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亜由美:これ。Feasibilityです。意味は、直訳で「実現の可能性」ですね。とはいえ、じつは使ったことがないので・・・。

悟:じゃあ、なんで選んだんだ。

亜由美:単純にTシャツにしたら「カッコイイ」んじゃないかと・・・。で、英語でパッとみると、IT関係の人以外は見慣れない単語だと思うので、あまり伝わらないかもしれないんですけど、同業者なら「あー。はいはい。」ってなりそうだな、と。

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山口:ひとりだけまさかの黒地。これは想定外ですね。

亜由美:言葉も含めて中二病感がすさまじいので。その心をくすぐるという意味で黒地にしました。

悟:IT用語イコール中二という発想はわりとわかる。

3番手:白鳥

白鳥:はい。次は僕ですね。アユミさんは、「最近知った言葉」でしたが僕の場合は「知らない言葉」です。

大石:知らないんかい!

白鳥:そうです。じつはある単語の組み合わせで考えたくって・・・。

というのも、僕はメタルが好きなんですけど、そのなかでも「Dragon Force」が特に気に入っておりまして。これって、「Dragon」と「Force」、わりと両方知っている単語だしわかりやすいんだけど、これが組み合わさるとダサい! こういうのを探してたんです。

悟:もう、ダサいスタートした。

山口:というか、ドラゴンフォースはダサさを目指してそのバンド名にしたわけじゃないですよね。絶対。
で、その単語とは・・・?

バサッ

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白鳥:「ビジネスインテリジェンス」

山口:ほんとにダサいのきた。

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白鳥:前側は、言葉そのまんまですね。で、後ろなんですけど「単純にインテリジェンスが足りない人物」を描くことで遊び心を追加しました。これは、「これを描いても上にある『ビジネスインテリジェンスが足りない』という言葉のような意味にはならないのに描いてる」という意味を込めてます。メタ的ですね。

山口:メタというかブーメランですね。それ。しかもかなり殺傷能力高いやつ。

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山口:で、ちなみになんですが意味って調べました・・・? 一応プレゼンの必須内容なので。

白鳥:はい。もちろん調べました。

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白鳥:ビジネスインテリジェンスの意味は「企業内外の事実に基づく膨大なデータを、組織的かつ系統的に蓄積・分類・分析・加工してビジネス上各種意思決定に的確に・・・

山口:あー。オッケーです。もう大丈夫。

悟:ただ、それだけ難しい言葉をきちんと簡単な言葉に置き換えるという意味では、略語として機能してるな。

4番手:大石

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大石:はい。次は私ですね。IT歴は3年ちょっと・・・。というか、スタートアップした時点からのスタッフはみんな一緒じゃないかという話なんですが。

山口:まあ。そうなりますね。

大石:えと。で、選んだ言葉なんですが・・・。

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亜由美:「バッ」・・・?

白鳥:?

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大石:「バッファ」です。

山口:あー!(笑)「バッ」がデカすぎてわからなかった(笑)でも、営業っぽいですね。

大石:これは、「自分の欲しいもの」ということで選びました。バッファは「緩衝」という意味で、ごく簡単に言えば「納期までの期間にゆとりを持たせる」とか、そういう意味で使います。

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大石:このデザインなんですが・・・。こっちが、「バッファを取らなさ過ぎてギチギチの様子」

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大石:それでこっちが、「バッファを取りすぎてスカスカの様子」です。

私としては、ゆとりがあることは嬉しいですがクライアント様としては早ければ早いほどっていうのもあるし・・・、リスクヘッジも考えてちょうどよいところを見つけたいですね。

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山口:意外と発想自体はしっかりしてる・・・。あんまりスカスカなのはやる気なさそうですが。

5番手:山口

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山口:年功序列なので、次は僕ですね。IT歴はやはり3年ちょっとです。

僕が選んだのは、「よく使う単語」ですね。でも、IT以外の人はなかなか聞かないんじゃないかな、というところで。

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山口:「FIX」です。よく使いますね? よく使うでしょう。意味は「確定させる」です。「案件をFIXする」なんていうのがよく聞く使い方ですね。

悟:ボチボチ使うね。デザイン業界ではより多い印象かな。

山口:ですかね。で、今回のTシャツなんですけど、実用性も兼ねようかな、と考えまして前と後ろに例文を載せました。

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山口:表が「それ。本当にFIXできますか?」、そして裏が「明日までにFIXします」です。僕思うんですけど、社外ではクライアント・ベンダー、社内では言わずもがな上司・部下といった上下関係があります。つまり、言いにくい相手が必ず出てきます。

なので、Tシャツに描いておいて上からシャツを羽織ってですね、「(あー、あれ忘れてた。今日、がんばればギリギリ間に合うかな)」みたいなときには、おもむろにシャツを脱いで背中を見せる。そしてデスクにダッシュすると。そういう実用性があります。表は「ずいっ」といくとき用ですね。

鈴木:はっはっは(笑)

悟:しょうもな! というか脱ぐ段階で相当失礼だな!

6番目:吉松

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ここまで静観していた吉松編集長(この日取材のため外出帰り)

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すくっ・・・

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吉松:みなさんお疲れ様です。IT歴2年の吉松です。

僕が選んだ単語は好きな言葉ですね。「Win-Win」です。意味は、「取引相手である双方がいい思いをしましょうよ」ってことです。

悟:おおお。

吉松:なので・・・。

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吉松:前は頭文字の「W」を真ん中にしてサイドでつなぐ意匠を。後ろは「Wの帽子をかぶったビジネスパーソンが、握手をしているところ」ですね。

山口:なるほど。いろいろと突っ込みどころがあるけど・・・。

白鳥:というか、袖への書き込みはレギュレーション違反じゃ?

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吉松:え? そうなんですか?

山口:・・・事前に配布した資料に記載したけど・・・。

吉松:あ・・・。じゃあ・・・、この時点でアウトですね。

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山口:ちなみになんでWin-Winが好きな単語なの?

吉松:いや、そりゃいつだっていい思いしたいですし・・・、そのために頑張りたいですし・・・、僕はそういう気持ちで仕事をやりたいなあ、と。

白鳥:いい話だけど失格!

7番手:鈴木&相川

山口:じゃあ、これで最後ですが、一番入社して短い二人がペアで挑もうということなんですが・・・。

鈴木:はい。入社1年ちょっとの鈴木です。

相川:1年半くらいの相川です。ユウゴくん(鈴木)の意見を取り入れてイラストを担当しました。

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鈴木:IT用語ということで、じつはあんまり思いつかなかったんですけど・・・。

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白鳥:・・・ん?

大石:なんだ?

鈴木:ペンギンとパンダと、鳥・・・。ハミングバードですね。

山口:あー! Googleのアップデート!

悟:普通にいいやつじゃん! なんだよ!

白鳥:普通に着れるやつだよ、これ。

鈴木:はい。意味というか、Googleの検索アルゴリズムのアップデートの通称ですね。
で、後ろには一応それに気づいてくれなかった方へのヒントとして「ウェブマスター」って描いておきました。

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鈴木:細かいところとしては、パンダが低品質なコンテンツを掃除をしていて。ペンギンが黒い帽子、ブラックハット※のそばに立っている、なんかが・・・。

悟:おおお。

山口:あれ? 下にワニがいるけど・・・。そんなアップデートないよね?

鈴木:ないですね。これはなんか最近動物が集まってるやつが流行ってるんで・・・。トレンドに乗っておきました(笑)これはぜひ、解析関連の担当であるタクミ(山口)さんに着てほしいです。

山口:え? あ、はい。ありがとうございます。最後に普通に良いやつ来ちゃったな。

※ペンギンアップデート:Google検索アルゴリズムのアップデートのひとつで、悪質な被リンク対策をはじめとする「ブラックハットSEO」が施されたサイトを発見する精度を高める目的で実施される。

審査発表

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さて、こうして集まった7枚のアイデアたち。それぞれのプレゼンも、なんだかんだ選んだ単語への愛やIT用語に対する愛着が感じられました。やり取りだけでも十分面白かったし勉強にもなります。

とはいえ、選手権というからには1位を決めなければならない。

審査の方法は参加者による投票制度。1人1票で決着をつけます。

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どのTシャツにしようか皆さん考え中・・・。

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山口:では、そろそろ良いでしょうか? 今回の結果を発表します・・・!!

デケデケデケデケデケ・・・・デンッ!

山口:はい、1位は鈴木&相川のTシャツに決定です!

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鈴木:うお。やった。

相川:ありがとうございます!

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悟:そりゃそうでしょ。普通に良いもん。

白鳥:絵がずるい。

山口:発想勝ちですね。良いアイデアが浮かんだら、その実現のために絵が得意な人を連れてくるというのが、ITプロジェクトっぽくて良いですね。フットワークも軽い感じ。

それではみなさん、お忙しい中アイデアを出してプレゼンまでしていただきありがとうございました!

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見事に1位に選ばれたこのTシャツ。たしかに普通に着られそうな感じもありますね。

と、いうことで!

実際に作ることになりました。 ※会社の許可を得たうえで。

IT用語というオンラインでゴリゴリ使う単語をまさかのO2O化。本当にできるの? というか、これ欲しい人いるのか・・・?

続報をお楽しみに。